Dさんの場合

就活を始めたら家事がうまくできなくなり、疲れてしまいました。仕事はまだ早いのでしょうか?

→ 働きたいというお気持ちがあれば、早いということはありません。一方で、今まで家で担っていた家事を、就活や就職を機に十分行えなくなるというお話もよく伺います。その家事は、時間の使い方や時短の工夫などでなんとかなるのか?そもそも必要か?他の誰かがになえないのか?様々な方面から一緒に対策を考え、働くことがよりいい感じの暮らしになるよう応援したいと思っています。

家族は私が働くことにあまりいい顔をしません。どうしたらよいでしょうか。

→ ご家族は何を気にかけておられるのでしょうか?そこを知るためにコミュニケーションをとることがまず必要になるかもしれません。どのように話を切り出すか、自分の気持ちをどう伝えていくかなども、一緒に考えることがあります。場合によっては、ご家族との話し合いにルンアルンのスタッフも参加し、お話しやすくなるよう応援することもあります。

家を片づけてから就活に入りたいです。

→ 片づけに限らず、「@@ができるようになったら就活します」「@@を整えたら就活します」とおっしゃる方はいらっしゃいます。計画を立てる中で、期限や具体的な行動を明らかにすし、取り組みが進めやすくなることもありますので、そういったご希望もお聞かせください。

家のこともあるので、あまり長い時間は働きたくないなと思っていますが、障害者雇用は週20時間からと聞きました。どうしたらいいでしょうか?

→ 短時間の勤務をご希望の場合、障害者雇用ではない求人を探すことが多くなります。障害者求人ではなかったとしても、障害に対する配慮や調整をお願いすることができます。また、ご自身に無理のない働き方を選ぶなどの工夫をしながら、障害の事はあえてお伝えにならずに働いている方も多くおられます。どのような働き方が、今のご自身にしっくりくるか、お話しながら考えましょう。
※令和6年度以降は週10時間以上の勤務での障害者雇用の枠組みが創設される予定です。状況が少し変わりそうですね。

働き始めてから、家の事がちゃんとやって行けるのか心配です。

→ たしかに、みなさん働き始めてからの数か月は、とてもお疲れになるようです。今までのタスクをいくつか間引いたり、先送りしながら調整しておられます。その後、働く暮らしに慣れてきたところで、改めて暮らしを見直し、再構築して行くご様子を拝見してきました。何を間引くか、先送りできるものはあるか、仕事のある生活をどう切り盛りしていくかなども、つどお話しながら検討して行けたらと思います。